本文へスキップ
Certia
実務

薬剤師国家試験 第109回 問305

305 / 345

28 歳女性。入院中にクロルプロマジン 100~450 mg/日で 1 年以上、オラ ンザピン 10 mg/日で 4 週間、リスペリドン 6 mg/日で 8 週間治療を継続してきた が、「誰かに見張られている」、「誰かに首をグルグルされる」、「思考がとられる」 などの精神病症状(幻覚妄想症状)が消失せず、難治性精神疾患と診断された。家 族の同意を得てクロザピンが導入され、投与開始から 20 週間、入院での治療と なった。外泊をするなど日常生活が送れる程度に症状が安定したため、以下の処方 で退院となり、外来において多職種連携のもと治療継続することになった。退院時 の血液検査や心電図などには異常所見が認められなかった。 (処方) クロザピン錠 100 mg 1 回 2 錠( 1 日 6 錠) ビペリデン塩酸塩錠 1 mg 1 回 1 錠( 1 日 3 錠) 1 日 3 回 朝昼夕食後 14 日分 19 退院後の治療経過観察において、薬剤師が留意すべき事項として正しいのはどれ か。2つ選べ。

正解と解説

表示する
正解 1, 3, 5

検査結果と処方内容の確認後の調剤は、クロザピン専任登録管理薬剤師が担当する。 / 口渇、多飲、頻尿症状が発現した場合には直ちに受診するように指導する。 / 体重減少をきたすことがあるので、セルフモニタリングできるよう指導する。20

クロザピンは無顆粒球症などの重篤な副作用管理のため、処方内容と血液検査結果の確認を経た調剤をクロザピン専任登録管理薬剤師が担当することとされており選択肢1は正しく、口渇・多飲・多尿は糖尿病性ケトアシドーシスなど重篤な代謝異常の徴候となりうるため直ちに受診するよう指導することが適切であり選択肢3も正しく、クロザピンは体重増加や代謝異常のリスクが高いため体重のセルフモニタリングを指導することも適切であるため選択肢5も正しい。心理教育や作業療法プログラムの立案は主に多職種チームの他職種が担う業務であり、クロザピンは自己判断での廃棄ではなく薬局への返却など適切な方法で対応すべきであるため、他の選択肢は誤りである。

AI に聞く

AI のボタンを押すと、問題文と解答を入れたプロンプトをコピーしてから各サービスを開きます。入力欄に自動で入らない場合は貼り付けてください。