医師国家試験 第109回 問112
43歳の男性。発熱を主訴に来院した。 現病歴 : 半年前から全身倦怠感を自覚していた。1か月前から37°C前半の微熱 と乾性咳嗽とが出現した。2週前に自宅近くの診療所を受診し総合感冒薬を処方さ れたが改善しなかった。そのころから体温は38°Cを超えるようになり、1週前か ら階段昇降時に呼吸困難を自覚するようになった。精査のため診療所から紹介され て受診した。 既往歴 : 22歳時にB型急性肝炎。35歳時に帯状疱疹。 生活歴 : 会社員。独身。一人暮らし。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。 家族歴 : 父親がうつ病で通院治療中。 現 症 : 意識は清明。身長173cm、体重58kg(半年前は68kg)。体温38.6°C。 脈拍96/分、整。血圧104/58mmHg。呼吸数20/分。SpO 94%(room air)。前額 と鼻唇溝とに黄白色の鱗屑を伴う紅斑を認める。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認 めない。口腔内に多発する白苔を認める。頸静脈の怒張を認めない。径1〜2cm のリンパ節を右頸部に7個、左頸部に5個触知する。心音に異常を認めない。両側 の胸部にfine cracklesを聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。腸 雑音は正常である。下腿に浮腫を認めない。 検査所見 : 血液所見:赤血球454万、Hb15.1g/dL、Ht42%、白血球3,100、血 小板12万。血液生化学所見:総ビリルビン0.9mg/dL、クレアチニン1.0mg/dL。 免疫血清学所見:CRP0.6mg/dL、b-D-グルカン486pg/mL(基準10以下)。動脈 血ガス分析(room air):pH7.47、PaCO 34Torr、PaO 76Torr、HCO -24mEq/L。 2 2 3 胸部エックス線写真(別冊No.6A)と胸部CT(別冊No.6B)とを別に示す。 別 冊 No. 6 A、B 口腔内の白苔に対する治療薬はどれか。