必修問題
医師国家試験 第109回 問106
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70歳の女性。咳嗽、喀痰および息切れを主訴に来院した。6年前から咳嗽と喀 痰とを自覚していた。1年前から坂道や階段を昇るときに呼吸困難を感じるように なり、風邪をひくと喘鳴が出現することがあった。1か月前から100m歩くと息 切れを自覚し休むようになったため受診した。喫煙は20本/日を45年間。身長 153cm、体重42kg。脈拍88/分、整。血圧134/84mmHg。呼吸数24/分。頸部の 胸鎖乳突筋が肥大し、吸気時に肋間や鎖骨上窩の陥入がみられる。呼気は延長し、 聴診では呼吸音の減弱がみられるが副雑音は聴取しない。 最も考えられる疾患はどれか。
正解と解説
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正解 e
慢性閉塞性肺疾患
長期の喫煙歴があり、慢性の咳嗽と喀痰に労作時呼吸困難が加わって進行しています。呼気延長、呼吸音の減弱、胸鎖乳突筋の肥大や吸気時の肋間・鎖骨上窩の陥凹は、気流閉塞と肺の過膨張による呼吸補助筋の使用を示しており、慢性閉塞性肺疾患に合致します。特発性肺線維症や過敏性肺炎であればfine cracklesを聴取し、拘束性換気障害を呈します。