一般問題
医師国家試験 第110回 問208
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33歳の男性。増殖前糖尿病網膜症の治療を目的とし紹介されて来院した。10年 前から健康診断で尿糖陽性を指摘されていたが自覚症状がないためそのままにして いた。最近、視力低下を自覚したため自宅近くの眼科を受診した。増殖前糖尿病網 膜症と診断され、紹介されて受診した。父親が糖尿病で治療中である。身長172 cm、体重64kg。脈拍88/分、整。血圧176/92mmHg。尿所見:蛋白4+、糖3+。 血液生化学所見:総蛋白6.5g/dL、アルブミン3.8g/dL、クレアチニン1.8 mg/dL、空腹時血糖176mg/dL、HbA1c8.5%(基準4.6〜6.2)。 眼科的治療を開始するとともに行うべきなのはどれか。2つ選べ。
正解と解説
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正解 c, e
塩分の摂取制限を指導する。 / 少量のインスリンの分割投与を開始する。
増殖前網膜症に加え尿蛋白4+、クレアチニン1.8mg/dLと糖尿病腎症が進行しており、高血圧も合併しています。腎症の進行抑制には減塩による血圧管理が重要で、蛋白質はむしろ制限の対象です。腎機能低下例ではビグアナイド薬は乳酸アシドーシスの危険があり、少量分割のインスリンで安全に血糖を是正します。急激な運動や急速な血糖是正は網膜症を悪化させうるため注意します。