一般問題
医師国家試験 第110回 問202
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10歳の男児。左膝の痛みを主訴に来院した。3か月前にサッカーの練習中に膝 の痛みを自覚した。その後、徐々に疼痛が強くなり腫脹も出現したため自宅近くの 診療所を受診していた。左膝関節エックス線写真で異常陰影が認められたため、紹 介されて受診した。荷重時に疼痛があり、松葉杖をついている。左の大e遠位から 膝にかけて腫脹があり、同部にびまん性に圧痛を認める。安静時痛は軽度で、左膝 関節の自動可動域は伸展-30°、屈曲90°である。赤沈7mm/1時間。血液所見:赤 血球502万、Hb13.6g/dL、白血球8,900。血液生化学所見:LD417IU/L(基準 176〜353)、ALP1,259IU/L(基準359〜1,110)、プロカルシトニン0.05ng/mL以 下(基準0.05以下)。CRP0.9mg/dL。左膝関節エックス線写真正面像(別冊No. 21A)と側面像(別冊No. 21B)とを別に示す。 最も考えられる疾患はどれか。

正解と解説
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正解 a
骨肉腫
成長期の小児で大腿骨遠位という長管骨骨幹端に生じた疼痛・腫脹で、ALPとLDが高値、エックス線で骨破壊と骨膜反応(Codman三角やspiculaなど)を伴う異常陰影を認めることから骨肉腫が最も考えられます。感染を示すプロカルシトニンや炎症反応の上昇に乏しい点も骨髄炎とは異なります。診断確定には生検が必要で、術前化学療法と患肢温存手術が治療の柱となります。