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Certia
一般問題

医師国家試験 第110回 問360

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85歳の男性。舌の痛みと息切れとを主訴に来院した。半年前から舌の痛みがあ り、2か月前からは労作時の息切れを自覚するようになった。食欲は減退し、時々 悪心を感じることがあるが、食事は少しずつ摂取できている。下痢や便秘はない。 75歳で胃癌のため胃全摘術を受けている。意識は清明。身長162cm、体重54kg。 体温36.2°C。脈拍80/分、整。血圧110/60mmHg。SpO 98%(room air)。眼瞼 結膜は軽度貧血様である。舌は淡紅色で表面は滑らかである。心音と呼吸音とに異 常を認めない。腹部は平坦で正中に手術痕があり、肝・脾を触知しない。下£に浮 腫を認めない。 この患者で疑うべきなのはどれか。

正解と解説

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正解 d

巨赤芽球性貧血

胃全摘後は内因子が失われるため回腸末端でのビタミンB12吸収ができなくなり、体内貯蔵が枯渇する数年後に欠乏症状が現れます。本例は術後10年で貧血症状に加え、舌乳頭が萎縮して平滑となるHunter舌炎を呈しており、巨赤芽球性貧血が疑われます。鉄欠乏でも舌炎は起こりますが、術後経過年数と症状の組合せからビタミンB12欠乏が最も考えられます。

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