一般問題
医師国家試験 第110回 問494
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25歳の女性。健康診断で左室肥大を指摘され、精査を希望して来院した。筋力 低下は自覚していない。両親は血族婚ではない。弟は幼少時から走るのが遅く、9 歳ころから車椅子を使用するようになり、21歳の現在、マスク式人工呼吸器を使 用し寝たきりである。意識は清明。身長158cm、体重46kg。体温36.2°C。脈拍 72/分、整。血圧112/70mmHg。呼吸数16/分。筋萎縮はないが両下肢の近位筋に 徒手筋力テストで4程度の筋力低下を認める。血液生化学所見:CK200IU/L)基 準30〜140)。右大腿四頭筋生検のジストロフィン免疫染色標本)別冊No. 25)を別 に示す。 この免疫染色の異常所見の原因はどれか。2つ選べ。

正解と解説
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正解 a, e
Lyon現象 / ジストロフィン遺伝子小欠失別 冊No. 25
弟がDuchenne型筋ジストロフィーの経過を示し、本人は軽度の近位筋力低下とCK軽度上昇、左室肥大を認めることから、X連鎖潜性遺伝であるジストロフィン異常症の保因者(症候性女性保因者)と考えられます。原因はジストロフィン遺伝子の欠失などの変異に加え、X染色体の不活化(Lyon現象)が偏ることで正常アレルをもつ細胞の割合が減ることです。免疫染色ではジストロフィン陽性線維と陰性線維がモザイク状に混在します。