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Certia
一般問題

医師国家試験 第110回 問495

495 / 500

70歳の女性。労作時の呼吸困難を主訴に来院した。3年前から風邪をひいてい なくても咳や喀痰が出るようになり、風邪をひくと咳と痰が悪化し、時に喘鳴が出 現するようになった。2年前から坂道や階段を昇る際に呼吸困難を自覚するように なり、3か月前からは、平地でも100m歩くと強い息切れを自覚し途中で休むよ うになったため受診した。喫煙は69歳まで15本/日を49年間。身長153cm、体 重45kg。脈拍88/分、整。血圧140/80mmHg。呼吸数24/分。SpO 95%)room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。口唇や指尖にチアノーゼを認めな い。頸部の胸鎖乳突筋が肥厚し、吸気時に肋間や鎖骨上窩の陥入を認める。胸郭は 前後に拡張し、呼気が延長している。胸部の聴診で呼吸音が減弱している。胸部の 打診で鼓音を呈する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下腿に浮腫を認め ない。心エコーで異常を認めない。胸部エックス線写真で肺の過膨張所見を認め る。呼吸機能検査は、FVC2,500mL、%FVC104%、FEV 700mL、%FEV 36 1 1 %、FEV %28%であった。 この患者の増悪予防のために有用なのはどれか。2つ選べ。

正解と解説

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正解 b, c

インフルエンザワクチン接種 / 長時間作用性β 刺激薬の吸入

長期喫煙歴と1秒率28%、%FEV1 36%という高度の閉塞性換気障害から慢性閉塞性肺疾患と診断されます。増悪の最大の誘因は気道感染であり、インフルエンザワクチン接種は増悪と死亡の減少に有効です。また長時間作用性β2刺激薬や長時間作用性抗コリン薬の吸入は、増悪頻度を減らし症状と運動耐容能を改善します。短時間作用性薬は症状発現時の頓用であり、抗菌薬の少量長期投与は標準的な増悪予防法ではなく、SpO2 95%では在宅酸素療法の適応もありません。

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