一般問題
医師国家試験 第111回 問199
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83歳の女性。全身の衰弱のため、心配した介護施設の職員に伴われて来院した。 2か月前から介助がないと立ち上がれなくなった。1か月前からさらに活気がなく なり、1週間前から食事量も減少してきた。脳梗塞後遺症の左不全片麻痺、高血圧 症、脂質異常症、骨粗鬆症および便秘のため、アスピリン、カルシウム拮抗薬、ス タチン〈HMG-CoA還元酵素阻害薬〉、活性型ビタミンD、酸化マグネシウム及び プロトンポンプ阻害薬を内服している。意識レベルはJCSI-2。血圧126/62 mmHg。尿所見:蛋白(−)、潜血(−)。血液所見:赤血球302万、Hb9.7g/dL、 Ht30%、白血球5,700、血小板14万。血液生化学所見:総蛋白6.3g/dL、アルブ ミン3.3g/dL、AST11U/L、ALT16U/L、CK97U/L(基準30〜140)、尿素窒素 28mg/dL、クレアチニン2.8mg/dL、LDLコレステロール120mg/dL、Na134 mEq/L、K4.5mEq/L、Cl100mEq/L、Ca12.5mg/dL、P3.1mg/dL、Mg2.5 mg/dL(基準1.8〜2.5)。 この患者の衰弱の原因として最も考えられる薬剤はどれか。
正解と解説
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正解 b
活性型ビタミンD
血清Ca12.5mg/dLと高カルシウム血症を認め、これが食欲低下、脱力、意識レベルの低下、腎機能障害を引き起こしています。活性型ビタミンDは腸管からのカルシウム吸収を促進する薬剤で、腎機能低下例では蓄積して高カルシウム血症を来しやすくなります。まず被疑薬を中止し、生理食塩液の輸液で補正を図ります。