一般問題
医師国家試験 第112回 問55
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35歳の男性。アジ、イカなどの刺身を食べた後に出現した上腹部痛を主訴に来 院した。生来健康である。意識は清明。身長170cm、体重66kg。体温36.1°C。 脈拍64/分、整。血圧118/78mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。 心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦で、心窩部に圧痛を認めるが、反跳 痛と筋性防御とを認めない。便通に異常はない。緊急上部消化管内視鏡像(別冊No. 25)を別に示す。 この疾患について正しいのはどれか。

正解と解説
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正解 e
病態には即時型アレルギー反応が関与する。別 冊No. 25
生鮮魚介類の生食後、数時間で心窩部痛を生じ、内視鏡で胃壁に穿入する虫体を認めることから胃アニサキス症と考えられます。激しい症状は虫体の穿入そのものよりも、アニサキス抗原に対する即時型(I型)アレルギー反応による粘膜の浮腫が主体と考えられています。発症は胃が大半で、摂取から数時間以内と早く、治療は内視鏡的な虫体摘出でプロトンポンプ阻害薬は無効です。