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Certia
一般問題

医師国家試験 第113回 問212

212 / 400

78歳の女性。繰り返す奇妙な動作を心配した夫に付き添われて来院した。 年 前から物忘れが目立つようになり、徐々に買い物や炊事に支障をきたすようになっ た。 年前にAlzheimer型認知症と診断され、ドネペジルの処方を受けていた。 か月前から、食事中や会話中に突然それまでの動作が止まり、口唇を尖らせた後 に 分間くらい口をもぐもぐするようになった。この間、家族が声をかけても返答 はなく、視線は宙を見据えている。奇妙な動作中の意識があるかどうかを確認する ため詳しく問診しても、認知症のため確かな返答は得られない。意識は清明。体温 36.2°C。脈拍56/分、整。血圧126/80mmHg。神経診察では局所神経徴候を示す 異常所見を認めない。頭部MRIで海馬の萎縮を認めるが、 年前と比較して新た な病変はみられない。 最も考えられるのはどれか。

正解と解説

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正解 d

複雑部分発作

動作が突然停止し、口をもぐもぐさせる口部自動症を伴い、呼びかけに反応しない状態が数十秒から数分続く発作は、側頭葉起源の複雑部分発作(焦点意識減損発作)に特徴的です。高齢者やAlzheimer型認知症患者では新規発症てんかんの頻度が高いことも背景として重要です。せん妄は変動する意識混濁が数時間から数日続き、悪性症候群は高熱と筋強剛を伴う点で異なります。

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