必修問題
医師国家試験 第115回 問108
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26歳の男性。研修医。診療中にHIV抗原・抗体陽性者の体液に曝露したことを 指導医に報告してきた。オートバイの転倒事故による多発外傷で救急搬送された 38歳の男性患者の診療をした。意識障害のため当初は患者の基本情報がなかった が、駆け付けた患者家族によりHIV感染者であることが判明した。事実が判明す るまでに、研修医は気管挿管、末梢静脈路の確保、血液検体採取、尿道カテーテル 留置を行った。いずれも標準予防策として手袋、サージカルマスク及びプラスチッ クエプロンを着用した。針刺しなどの受傷はないが、尿道カテーテル留置の際に腕 の皮膚に患者の尿が飛散した。 研修医に対する指導医の対応として誤っているのはどれか。
正解と解説
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正解 d
直ちに抗HIV薬の内服を開始させる。
抗HIV薬の曝露後予防は、感染性のある体液(血液、精液、腟分泌液、髄液など)への曝露で感染リスクがあると判断された場合に行います。尿は血液の混入がなければ感染性のある体液とはみなされず、皮膚に損傷もないため、直ちに内服を開始させるのは適切ではありません。まず曝露部位を流水と石けんで洗浄し、皮膚の損傷の有無や血液の混入を確認してリスクを評価し、あわせて本人の不安に配慮した対応を行います。