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Certia
一般問題

医師国家試験 第116回 問234

234 / 400

59歳の女性。歩行障害を主訴に来院した。半年前から立ちくらみとともに歩行 時にふらついて、よく壁にぶつかるようになった。同時期から頑固な便秘を自覚 し、尿失禁もみられるようになった。歩行障害は徐々に悪化し、1週間前には転倒 した。最近では箸も使いにくくなった。既往歴、家族歴に特記すべきことはない。 仰臥位での血圧は110/70mmHg、脈拍60/分であり、起立2分後の血圧は80/60 mmHg、脈拍62/分であった。心音と呼吸音に異常を認めない。胸腹部には異常を 認めない。神経診察では構音障害を認める。上肢では鼻指鼻試験で両側の測定障害 がみられ、回内回外試験では変換運動障害も認める。四肢には両側とも同程度の筋 強剛を認めるが振戦はみられない。歩行時には体幹動揺を認める。 考えられる疾患はどれか。

正解と解説

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正解 b

多系統萎縮症

起立性低血圧や便秘・尿失禁といった自律神経障害に、小脳性の運動失調(測定障害、変換運動障害、構音障害、体幹動揺)とパーキンソニズム(筋強剛)が組み合わさっており、多系統萎縮症が考えられます。振戦が乏しく、早期から高度の自律神経症状を呈する点がParkinson病との鑑別になります。

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