一般問題
医師国家試験 第119回 問369
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15歳の女子。定期受診で来院した。10歳時に全身性エリテマトーデス〈SLE〉と 診断され、小児科に通院している。少量グルココルチコイド、ミコフェノール酸モ フェチル及びヒドロキシクロロキンを内服し病状は安定している。13歳時にひと りで薬の管理をさせたところ、処方数と残薬数が合わないことから怠薬が判明し た。以後、母親が薬の管理をしている。発達に問題はなく、学校の成績は良好で、 今春、志望校に合格した。高校生になると忙しくなるので、本人を連れて受診でき るか、母親が心配している。患者は質問に答えるのみで、自らの発言はない。高校 進学を前に将来的な内科への移行を見据え、今後の管理を話し合うことにした。 適切な対応はどれか。
正解と解説
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正解 e
本人に自身の病気をどれくらい理解しているか確認する。
小児期発症の慢性疾患では、成人診療科への移行(トランジション)に向けて患者本人が自分の病気を理解し、自己管理できるよう段階的に支援することが重要です。まずは本人がどの程度疾患や治療の意味を理解しているかを確認し、そこから教育と自立の計画を立てるのが適切です。過去の怠薬を責めることや、いきなり全面的に自己管理させること、母親のみの受診で処方を続けることは、本人の主体性を育てる支援になりません。