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問400 / 400

医師国家試験 第120回 問400

一般問題

88歳の男性。呼吸困難を主訴に来院した。 現病歴 : 1週間前から労作時の呼吸困難が出現している。昨夜の就寝中から湿性 咳嗽が出現しており、今朝から全身倦怠感が著明となり、安静にしていても症状が 徐々に増悪するため受診した。 既往歴 : 高血圧、脂質異常症および糖尿病で外来通院中。2年前から腰部脊柱管 狭窄症で整形外科通院中。8年前に心房細動でカテーテルアブレーション治療。10 年前には両側の手根管症候群で外科手術。 生活歴 : 喫煙は20歳から現在まで10本/日、飲酒は機会飲酒、妻との2人暮ら し。 家族歴 : 特記すべきことはない。 現 症 : 意識は清明。身長158cm、体重57kg。体温36.8°C。脈拍60/分、整。 血圧108/90 mmHg。呼吸数20/分。SpO 92%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜と に異常を認めない。頸静脈の怒張を認める。心音はI音、II音は正常。IV音を聴取 する。呼吸音は、両下肺野で減弱しており、上肺野ではcoarse cracklesを聴取す る。腹部は平坦、軟で、右肋骨弓下に肝を3cm触知するが、脾を触知しない。四 肢末梢は冷感を認める。両下腿浮腫を認める。 検査所見 : 血液所見:赤血球402万、Hb12.1g/dL、Ht40%、白血球4,500(好 中球64%、好酸球2%、好塩基球1%、単球8%、リンパ球25%)、血小板16万、 Dダイマー0.3μg/mL(基準1.0以下)。血液生化学所見:総蛋白7.3g/dL、アル ブミン3.6g/dL、総ビリルビン0.8mg/dL、AST72U/L、ALT59U/L、LD185 U/L(基準124〜222)、ALP323U/L(基準38〜113)、γ-GT69U/L(基準13〜64)、 CK70U/L(基準59〜248)、尿素窒素17mg/dL、クレアチニン1.3mg/dL、尿酸 5.9mg/dL、血糖117mg/dL、HbA1c7.2%(基準4.9〜6.0)、トリグリセリド291 mg/dL、HDLコレステロール40mg/dL、LDLコレステロール118mg/dL、 Na132mEq/L、K4.1mEq/L、Cl100mEq/L、Ca9.4mg/dL、BNP681pg/mL (基準18.4以下)、心筋トロポニンT0.9ng/mL(基準0.01以下)。CRP1.0 mg/dL。血清免疫電気泳動でM蛋白を認めない。動脈血ガス分析(room air): pH7.32、PaCO 41Torr、PaO 69Torr、HCO - 31mEq/L。心エコー検査では、 2 2 3 左室収縮能は良好に保たれているが、全周性に左室壁は肥厚しており、輝度が高 い。12誘導心電図(別冊No. 9A)と胸部エックス線写真(別冊No. 9B)とを別に示 す。 別 冊 No. 9 A、B 内科的治療で症状は改善したが、患者の身体活動能力は低下した。 自宅療養に向けてQOLを改善することを目的としてリハビリテーションを行う 際に適切でないのはどれか。

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