一般問題
医師国家試験 第120回 問378
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21歳の女性。言動の変化を心配する両親に連れられて来院した。本人は何も話 さず下を向いていた。両親によると、18歳の時に大学受験に失敗したころから自 分の部屋に閉じこもり、昼夜逆転の生活となった。受診の2か月前から、「近所の 子供が自分の悪口を言っている」、「自分の考えたことがテレビで放送されている」 などと訴えるようになったという。 その後、外来での2か月半の薬物療法で昼夜逆転の生活は改善し、奇異な発言も なくなった。自宅の居間で新聞を読んだり家族と会話したりするようになったが、 通院以外は外出していない。本人は「大学受験はせずに、しばらくゆっくりしたい」 と言い、母親は「大学受験しないのであれば働いてほしい」と言う。 現時点において提案することとして最も適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 d
精神科デイケアへの通所
統合失調症の急性期症状が薬物療法で改善し回復期に入った段階では、いきなり就労や受験を求めるのではなく、規則的な生活リズムの回復と対人交流の場を確保することが重要です。精神科デイケアは日中の活動の場と社会機能訓練を提供し、再発予防にも有効です。入院や成年後見制度の適応はなく、就労支援は本人の意欲と生活の安定を待って段階的に検討します。