医師国家試験 第120回 問385
88歳の女性。要介護認定の申請にあたって、主治医意見書作成のため、長女と ともに来院した。68歳から一人暮らしである。これまで持病はなく内服薬はない。 これまでは自分で調理していたが、1最近は宅配のお弁当を利用している。2生活 用品は近所のお店で買っている。尿失禁はあるが尿とりパッドを自分で交換してお り汚すことはない。3長女のところにバスに乗って行くことができなくなり、今は 長女が週に1回様子を見に行くようにしている。昔から頑固で自立心が強い。4本 人は受診について不満で、支援は不要と考えている様子である。医療面接では5同 じ話の繰り返しがあり、会話の内容として理解困難なものも含まれる。歩行は正常 で、ふらつきや疼痛・しびれはないという。 障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)を下記の表に照らし合わせ「J2」と判 断した。 生 何らかの障害を有するが、日常生活はほぼ自立しており独力で外出す 活 る。 自 ランクJ 1.交通機関等を利用して外出する。 立 2.隣近所へなら外出する。 準 寝 屋内での生活は概ね自立しているが、介助なしには外出しない。 た ランクA 1.介助により外出し、日中はほとんどベッドから離れて生活する。 き り 2.外出の頻度が少なく、日中も寝たり起きたりの生活をしている。 屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体 であるが、座位を保つ。 ランクB 寝 1.車椅子に移乗し、食事、排泄はベッドから離れて行う。 た 2.介助により車椅子に移乗する。 き り 1日中ベッド上で過ごし、排泄、食事、着替において介助を要する。 ランクC 1.自力で寝返りをうつ。 2.自力では寝返りもうたない。 下線部のうち、判断の根拠となった項目はどれか。2つ選べ。