状況設定問題
看護師国家試験 第113回 問231
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A さん(65 歳、男性)は、妻と自営業を営んでおり、2人で暮らしている。2か月 前に仕事で大きな失敗をし、謝罪と対応に追われ、あまり夜に眠れなくなり、食欲不 振が続いている。1か月前から気分が落ち込み、仕事で妻から間違いを指摘されたこ とで自信をなくしていた。A さんは死んでしまいたいと思い、夜に自宅でロープを 使って自殺を図ろうとしたところを妻に見つけられた。妻に付き添われ、精神科病院 を受診し、うつ病と診断された。受診当日に入院し、抗うつ薬の内服が開始された。 A さんは「生きていても仕方がない。どうせ誰も分かってくれない」と看護師に話し た。 入院1か月が経過し、A さんは夜間の睡眠がとれるようになり、食事は全量摂 取している。妻から間違いを指摘されたことを思い出し、「何をやってもきっと失 敗するだけだ。今度はもっと大きな失敗をして仕事を辞めることになる。だから自 分はだめな人間だ。努力しても意味がない」と看護師に言った。 A さんへの治療法で最も適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 3
認知行動療法
「何をやっても失敗する」「自分はだめな人間だ」といった認知の偏り(全か無か思考や過度の一般化)が抑うつを維持しています。認知行動療法はこうした自動思考を捉え直し、現実的でバランスの取れた考え方と行動へ修正していく治療法で、うつ病に対する有効性が確立しています。急性期を脱し会話や食事が可能になった今の時期が導入に適しています。