薬剤
薬剤師国家試験 第100回 問271
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腎移植を受けた患者が退院間近になり、病棟担当薬剤師が退院時服薬指導 のために病室を訪問した。 患者から、「移植コーディネーターから、退院後の食生活で特にセントジョーン ズワートや柑橘類、生魚などの摂取は控えるように言われているのですが、どのよ うな理由なのでしょうか」との質問があった。なお、当該患者にはシクロスポリン が処方されている。 シクロスポリンの経口投与時の体内動態および投与設計に関する記述のうち、正 しいのはどれか。2つ選べ。
正解と解説
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正解 2, 5
シクロスポリンの投与設計は、一般にトラフ濃度に基づいて行われる。 / 自己乳化型マイクロエマルション製剤投与後のシクロスポリンの消化管吸収は、胆汁分泌量や食事の影響を受けにくい。
シクロスポリンは治療域が狭く個人差も大きいため、投与設計は一般にトラフ濃度(投与直前の血中濃度)に基づいて行われる。自己乳化型マイクロエマルション製剤(ネオーラル)は、旧来のオリーブ油ベース製剤と異なり胆汁分泌量や食事の影響を受けにくく消化管からの吸収が安定している。腎移植後の投与量は経過や拒絶反応の程度に応じて調整するのが原則であり、拒絶反応が不良な場合は一般にタクロリムスへの切り替えが検討され併用は行われず、血清クレアチニン上昇時も直ちに休薬するのではなく原因検索や用量調節で対応するため、これらの記述は誤りである。