薬剤
薬剤師国家試験 第100回 問273
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メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症の患者に対しバンコマイ シンが投与されていたが、効果が得られなかったため、テイコプラニンの使用に関 して医師と協議した。 テイコプラニンの静脈内投与終了後の血中濃度推移について、分布終了後の遅い 時間(消失相)の血中濃度データを用いて線形 1-コンパートメントモデルで解析 した場合と、初期の分布相のデータも含めて線形 2-コンパートメントモデルで解 析した場合では、得られる薬物動態パラメータの値が異なる。薬物動態パラメータ の関係について正しい記述はどれか。2つ選べ。
正解と解説
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正解 1, 3
2-コンパートメントモデルから得られる全身クリアランスは、1-コンパートメントモデルから得られる値よりも小さい。 / 2-コンパートメントモデルから得られる中央コンパートメントの分布容積は、1-コンパートメントモデルから得られる分布容積よりも小さい。
2-コンパートメントモデルでは分布相と消失相を区別して解析するため、分布終了後のデータのみから算出する1-コンパートメントモデルに比べて、全身クリアランスは過大評価されにくく小さい値となる。同様に、2-コンパートメントモデルの中心コンパートメントの分布容積は末梢コンパートメントへの分布を含まないため、消失相のデータのみから求めた1-コンパートメントモデルの見かけの分布容積よりも小さくなる。