病態・薬物治療
薬剤師国家試験 第101回 問307
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64歳男性。BMI28.5。糖尿病で近医に通院中であった。全身倦怠感を訴 え、浮腫も認められたため精査目的で入院となった。入院時の持参薬と検査データ は以下の通りである。 (持参薬) グリメピリド錠1mg 1回2錠(1日 1回) 朝食後 ロサルタンK錠 50mg 1回1錠(1日 1回) 朝食後 メトホルミン塩酸塩錠 250mg 1回2錠(1日3回) 朝昼夕食後 プラバスタチン Na錠 10mg 1回1錠(1日 1回) 夕食後 (検査データ) BUN49.8mg/dL、血清クレアチニン4.38mg/dL、血圧152/93mmHg、Hb8.5g/dL、 Alb2.7g/dL、Na140mEq/L、K4.9mEq/L、空腹時血糖 224mg/dL、 HbA1c7.1%、低密度リポタンパク質コレステロール(LDL-C)99mg/dL、 高密度リポタンパク質コレステロール(HDL-C)48mg/dL、トリグリセリド(TG) 120mg/dL、尿タンパク(3+) この患者は、ある臓器の障害により浮腫を生じていたが、その後、同じ臓器の障 害による貧血を生じた。この貧血の機序として、正しいのはどれか。1つ選べ。
正解と解説
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正解 3
エリスロポエチンの分泌が減少するため。
腎障害が進行すると腎臓の間質細胞から産生されるエリスロポエチンの分泌が低下し、骨髄での赤血球産生が減少するため腎性貧血が生じる。トランスフェリン産生抑制や内因子分泌不全は主に肝疾患や胃疾患に伴う貧血の機序であり、本例の腎障害による貧血の直接的な原因ではない。