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問115 / 345

薬剤師国家試験 第103回 問115

生物

ある DNA の塩基配列をジデオキシ法により解析し、図のような実験結果を得 た。また、表(制限酵素一覧)を参照して、その配列中の制限酵素部位の同定を 行った。 【ジデオキシ法の原理】 DNA ポリメラーゼによる相補鎖 DNA 合成の際に、その基質である 4 種類のデ オキシリボヌクレオチド三リン酸(dNTP:N は A、G、C 又は T)に加え、 4 種 類のジデオキシリボヌクレオチド三リン酸(ddNTP:N は A、G、C 又は T)のう ち、それぞれ 1 種類だけを用いて特異的に DNA 合成を停止させる。その結果、 A、G、C 又は T で特異的に終わる様々な長さの DNA 断片が合成され、これら断 片をポリアクリルアミドゲル電気泳動により分離することで、DNA の塩基配列を 解読できる。 【実験方法】 鋳型 DNA 鎖にプライマー DNA 断片を結合させ、dATP、dGTP 及び dTTP と 放射性同位体元素で標識した dCTP を加えた。この反応溶液に ddATP、ddGTP、 ddCTP又はddTTPを別々に加えて、標識相補鎖DNAを合成した。次にこれら4 種類の反応溶液をポリアクリルアミドゲル電気泳動に供じた。泳動後、乾燥したゲ ルを X 線フィルムに密着させ、-80 °Cで一晩放置した。 22 【実験結果】 DNA 断片は放射標識されていることから、X 線フィルム上ではしご階段状の泳 動像(オートラジオグラフィー)として検出された(図)。 dNTP ddATP ddGTP ddCTP ddTTP 陰極(-) 表 制限酵素一覧 制限酵素 認識配列 * 5ʼ–G AATT C–3ʼ EcoR I 3ʼ–C TTAA G–5ʼ * 5ʼ–G GTAC C–3ʼ Kpn I 3ʼ–C CATG G–5ʼ *:制限酵素による切断部位 陽極(+) 図 DNA断片のオートラジオグラフィー X 線フィルム上で解読した DNA 配列及び実験方法に関する記述のうち、正しい のはどれか。2つ選べ。

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