実務
薬剤師国家試験 第104回 問274
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70 歳男性。切除不能な胃がんの治療のため、S−1(テガフール・ギメラシ ル・オテラシルカリウム配合剤)/シスプラチン療法を施行している。数日前から 右下肢に痙れん様のふるえが認められている。精密検査の結果、左脳にがん転移が 認められ、緊急入院となった。痙れん発作の予防としてフェニトインの服用を開始 した。 (処方) フェニトイン錠 100 mg 1 回 1 錠( 1 日 3 錠) 1 日 3 回 朝昼夕食後 7 日分 薬剤師が本患者のがん治療においてモニタリングをすべき項目として、最も優先 度が低いのはどれか。1つ選べ。
正解と解説
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正解 1
テガフールの累積投与量
テガフールを含むS-1は経口フッ化ピリミジン系抗がん薬であり、アントラサイクリン系薬剤(ドキソルビシン等)のように蓄積投与量の管理が重要となる薬剤とは異なり、テガフールの累積投与量そのものは本症例で優先してモニタリングすべき項目とは言えない。一方、フェニトインとの相互作用による血中濃度上昇、骨髄抑制、悪心嘔吐、シスプラチンによる腎毒性は、いずれも生命に関わりうる有害事象として優先的な監視が必要である。