薬理
薬剤師国家試験 第104回 問265
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58 歳男性。糖尿病の診断を受け近医で薬物療法を継続していたが、定期的 に受診せず、アドヒアランスも良好ではなかった。今回、吐き気、食欲不振、呼吸 困難を訴え受診したところ、重症の尿毒症のため入院となった。血液検査の結果は 以下のとおりであった。 検査値: 体表面積未補正 eGFR 14.6 mL/min、HbA1c 7.7%(NGSP 値)、 ALT 14 IU/L、AST 22 IU/L お薬手帳を確認したところ、以下の薬剤が処方されていた。尿毒症の治療を開始 するとともに、退院に向けて本剤を中止し、代替薬を検討することになった。 (処方) メトホルミン塩酸塩錠 500 mg 1 回 1 錠( 1 日 2 錠) 1 日 2 回 朝夕食後 14 日分 17 この患者がメトホルミンを処方どおりに服用し続けた場合、起こり得る副作用と その機序の組合せとして、正しいのはどれか。1つ選べ。 副作用 機序
正解と解説
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正解 5
乳酸アシドーシス AMP 活性化キナーゼの活性化による糖新生の抑制
メトホルミンは肝臓でAMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)を活性化することで糖新生を抑制し血糖降下作用を示すが、腎機能低下患者では薬物の蓄積により乳酸の産生亢進と代謝抑制が生じ、重篤な副作用である乳酸アシドーシスを来すリスクが高まる。