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Certia
一般問題

医師国家試験 第112回 問227

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56歳の男性。小腸切除術後のため入院中である。4日前に突然、腹部全体の疝 痛が出現したため救急車で搬入された。上腸間膜動脈閉塞症と診断し緊急で小腸切 除術を施行し、残存小腸は40cmであった。術後48時間までは循環動態の安定を 目的に乳酸リンゲル液の輸液と昇圧薬の投与とを行った。術後72時間から高カロ リー輸液の実施と経鼻胃管からの少量の経腸栄養剤の持続投与とを開始したとこ ろ、1日4、5回の下痢を認めた。 この患者への対応として適切でないのはどれか。

正解と解説

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正解 a

1か月間の絶飲食

残存小腸40cmの短腸症候群では、腸管が刺激を受けることで粘膜が代償性に伸長・肥大する腸管順応が起こるため、下痢があっても経腸栄養は中止せず継続することが重要です。1か月間の絶飲食は腸粘膜の萎縮やバクテリアルトランスロケーションを招き、順応の機会を失わせるため適切ではありません。下痢に対しては成分や投与速度・濃度の変更で対応し、不足分は在宅静脈栄養で補い、廃用による筋肉量減少を防ぐサルコペニア予防も並行して行います。

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