一般問題
医師国家試験 第112回 問239
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74歳の女性。左乳房のしこりを主訴に来院した。30年前に左乳房にゴルフボー ル大のしこりがあるのに気付いていたが、大きさに変化がないためそのままにして いた。先日、入浴時にしこりの増大に気付き心配になり受診した。乳房に色調の変 化やひきつれを認めない。表面平滑で弾性硬、可動性良好な径3cmの腫瘤を触知 する。腋窩リンパ節を触知しない。左乳房のマンモグラム(別冊No. 24A)と胸部 CT(別冊No. 24B)とを別に示す。 考えられる診断はどれか。


正解と解説
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正解 e
乳腺葉状腫瘍別 冊No. 24 A、B
長年存在していた腫瘤が短期間に急速に増大し、表面平滑で弾性硬、可動性良好、境界明瞭な分葉状腫瘤として描出される点は乳腺葉状腫瘍に特徴的です。線維腺腫と類似しますが増大速度が速く、良性でも局所再発しやすいため十分な切除縁をとった切除が必要です。乳癌では通常、可動性が乏しく境界不明瞭で、皮膚のひきつれや腋窩リンパ節腫大を伴いやすい点が異なります。