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Certia
一般問題

医師国家試験 第112回 問240

240 / 400

66歳の男性。呼吸困難を主訴に来院した。3か月前から早歩きの際に呼吸困難 を自覚するようになった。症状は急に始まり、そのまま歩行を続けることはできな いが、立ち止まって安静にすると約3分で改善する。冷汗や眼前暗黒感、呼吸性の 痛みの増強はないという。症状の頻度や程度は変わらなかったが、心配した家族に 付き添われて受診した。体温36.6°C。脈拍68/分、整。血圧132/82mmHg。呼吸 数14/分。SpO 98%(room air)。眼瞼結膜に貧血を認めない。心音と呼吸音とに 異常を認めない。胸部エックス線写真で異常を認めなかった。心電図をとって検査 室から早足で外来に戻ってきたところ、いつもと同じ症状が出現してきたという訴 えがあった。直ちに外来診察室でバイタルサインを確認し、心電図の再検査を行っ た。心拍数98/分。血圧172/92mmHg。SpO 99%(room air)。症状は、いつもと 同じ強さで出現から約2分続いている。本日受診時の心電図(別冊No. 25A)と診察 室での発作時の心電図(別冊No. 25B)とを別に示す。 まず行うべきなのはどれか。

正解と解説

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正解 b

ニトログリセリン舌下投与

労作で誘発され安静で数分以内に消失する再現性のある胸部症状であり、発作時心電図でST変化を伴うことから労作性狭心症と考えられます。発作時にはニトログリセリンの舌下投与を行い、静脈系の拡張による前負荷軽減と冠動脈拡張によって速やかな症状改善と診断的な確認が得られます。効果が乏しい場合や症状が遷延する場合には急性冠症候群を疑い、精査を進めます。

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