一般問題
医師国家試験 第115回 問231
231 / 400
19歳の男性。日中の耐えがたい眠気を主訴に来院した。約3年前から日中に突 然の眠気に襲われ眠り込んでしまうことがあったが、アルバイトや授業で疲れてい るためと思っていた。先日、大学の講義中に教員に指名され質問に答えている最中 に突然の眠気に襲われ、眠り込んでしまうことがあったため、心配した教員に勧め られて受診した。突然の眠気以外にも、友人との会話で爆笑した時や驚いた時に急 に脱力が生じて倒れこんでしまうことがあった。また、入眠時に人の気配を感じた り、金縛りにあって体の自由が利かなくなったりしたこともあったという。神経診 察で異常はなく、頭部MRIでも異常はみられなかった。特記すべき既往はない。 診断に有用な検査はどれか。
正解と解説
表示する
正解 d
ポリソムノグラフィ
日中の耐えがたい睡眠発作に加え、笑いや驚きなど情動に誘発される脱力(情動脱力発作)、入眠時幻覚、睡眠麻痺という特徴的な症状がそろっており、ナルコレプシーが考えられます。診断には終夜ポリソムノグラフィで他の睡眠障害を除外したうえで、翌日の反復睡眠潜時検査により入眠潜時の短縮と入眠時レム睡眠期の出現を確認します。