一般問題
医師国家試験 第115回 問262
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74歳の男性。2年前に下咽頭後壁の表在癌に対して経口的粘膜下切除術を受け、 その後局所再発を認めていない。喫煙歴は72歳まで15本/日を45年間。以前は飲 酒ですぐ顔が赤くなったが、徐々に飲酒量が増え、前回手術までは焼酎500mL/日 を飲酒していた。 この患者で経過中に重複癌を生じる可能性が最も高い部位はどれか。
正解と解説
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正解 c
食 道
飲酒で顔が赤くなる体質(ALDH2活性が低い)がありながら飲酒量が増え、さらに長期喫煙歴があることは、アセトアルデヒド曝露による上部消化管扁平上皮の発癌リスクを大きく高めます。下咽頭癌と食道扁平上皮癌は同じ危険因子を共有するfield cancerizationの関係にあり、下咽頭癌の経過中に重複癌を最も生じやすい部位は食道です。胃や十二指腸は組織型も危険因子も異なり、重複頻度は低くなります。