一般問題
医師国家試験 第117回 問269
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33歳の女性。2か月前からの頻尿を主訴に来院した。尿を長時間我慢できず、 すぐトイレにいきたくなるようになり、トイレの回数が増えた。既往歴に特記すべ きことはない。身長162cm、体重56kg。脈拍64/分、整。血圧132/90mmHg。 下腹部に腫瘤を触知する。内診で子宮は正常大、両側付属器に異常を認めない。尿 所見:蛋白(−)、糖(−)、潜血(−)。血液所見:赤血球480万、Hb13.9g/dL、 Ht41%、白血球4,400、血小板24万。血液生化学所見:総蛋白6.8g/dL、アルブ ミ ン4.2g/dL、 総 ビ リ ル ビ ン0.5mg/dL、AST14U/L、ALT13U/L、 LD138U/L(基準120〜245)、ALP70U/L(基準38〜113)、γ-GT12U/L(基準 8 〜50)、 尿素窒素14mg/dL、 クレアチニン0.6mg/dL、 血糖88mg/dL、 Na140mEq/L、K4.0mEq/L、Cl106mEq/L。腹部超音波検査で膀胱頂部に腫瘍 を認めた。膀胱鏡像(別冊No.14A)、腹部MRIT2強調矢状断像(別冊No.14B) 及び水平断像(別冊No.14C)を別に示す。入院後、開腹腫瘍摘出術および膀胱部 分切除術を施行したところ、病理診断の結果は腺癌であった。 腫瘍の発生母地として正しいのはどれか。



正解と解説
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正解 d
尿膜管
膀胱頂部に発生し腹壁側へ進展する腺癌は、胎生期に臍と膀胱を結んでいた尿膜管の遺残から発生する尿膜管癌に特徴的です。膀胱の大部分を占める尿路上皮とは異なり腺上皮由来のため組織型は腺癌となり、治療は膀胱部分切除に加え尿膜管索と臍を一塊に切除します。