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Certia
一般問題

医師国家試験 第117回 問273

248 / 400

80歳の女性。左上下肢の脱力を主訴に救急車で搬入された。本日午前6時に起 床したときから、左上下肢の脱力としゃべりにくさを自覚していたが、様子をみて いた。夕方、左上下肢の麻痺が増悪したため救急車を要請した。高血圧症と糖尿病 で治療中である。日常生活動作は自立しており、脳血管障害の既往や不整脈の指摘 はない。意識は清明。心拍数82/分、整。血圧154/82mmHg。復唱は可能だが構 音障害を認める。左顔面を含む左上下肢の不全片麻痺を認めた。来院時の頭部 MRIの拡散強調像(別冊No.17A)、FLAIR像(別冊No.17B)及びMRA(別冊 No.17C)を別に示す。 直ちに行うべき治療で適切なのはどれか。2つ選べ。

問題の図
問題の図
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正解と解説

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正解 a, c

抗血小板薬内服 / グリセオール静注療法

起床時に症状を自覚しており最終健常確認時刻が不明で、その後夕方まで10時間以上経過しているため、t-PA静注療法や機械的血栓回収療法の治療可能時間から外れています。急性期脳梗塞では抗血小板薬の投与を開始し、麻痺の増悪に関与する脳浮腫に対して高浸透圧利尿薬であるグリセオールを用います。不整脈の指摘がなく心原性塞栓症を示唆する所見に乏しいため、急性期からの抗凝固薬導入は選択されません。

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