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Certia
一般問題

医師国家試験 第119回 問238

238 / 400

47歳の女性(2妊2産)。下腹部痛と発熱を主訴に来院した。2日前から38°C台 の発熱があり、昨日から下腹部痛も出現したため受診した。最終月経は2週間前。 38歳時に右卵巣子宮内膜症性囊胞の診断で、右付属器摘出術を受けた。3年前に 離婚し、現在は別のパートナーと同居している。身長155cm、体重52kg。体温 38.3°C。脈拍84/分、整。血圧120/80 mmHg。腹部は平坦、腸雑音は異常を認め ない。触診で下腹部は硬く、左下腹部に圧痛と反跳痛を認める。内診では、子宮頸 部の移動痛を認める。妊娠反応陰性。血液所見:赤血球430万、Hb12.9g/dL、 Ht38%、白血球16,500(桿状核好中球12%、分葉核好中球75%、好酸球1%、単 球 3%、リ ン パ 球 8%)、血 小 板33万。血 液 生 化 学 所 見:AST25U/L、 ALT10U/L、ALP110U/L(基準38〜113)、アミラーゼ49U/L(基準44〜132)。 CRP9.5mg/dL。経腟超音波検査で左付属器領域に径6×3cmの2房性腫瘤を認 める。受診時の腹部造影CT(別冊No. 14)を別に示す。 診断はどれか。

問題の図

正解と解説

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正解 e

卵管留膿症別 冊No. 14

発熱、下腹部痛、子宮頸部の移動痛(挙上痛)、白血球・CRPの著明高値がそろい、骨盤内炎症性疾患が上行性に波及した状態です。経腟超音波とCTで付属器領域に多房性の囊胞状腫瘤を認めることから、膿が卵管内に貯留した卵管留膿症と考えられます。腫瘍マーカーの上昇に乏しく急性発症である点が卵巣癌との鑑別になり、圧痛部位と画像から大腸憩室炎も否定的です。

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