一般問題
医師国家試験 第120回 問168
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50歳の男性。胃がん検診の上部消化管造影検査で異常を指摘され精査のため来 院した。現在、自覚症状はない。意識は清明。身長170cm、体重62kg。体温 36.2°C。脈拍72/分、整。血圧134/78 mmHg。呼吸数14/分。SpO 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。咽頭に発赤を認めない。甲状腺と 頸部リンパ節とを触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟 で、肝・脾を触知しない。精査のため経口で上部消化管内視鏡検査を施行すること とした。前処置としてリドカインによる咽頭麻酔を行ったところ、「喉がつまる感 じがあり、息苦しい」と本人が訴えた。前腕部に紅斑と膨疹を認める。 現時点で適切な対応はどれか。
正解と解説
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正解 d
バイタルサインを確認する。
リドカインによる咽頭麻酔の直後に咽頭絞扼感と呼吸困難が出現し、皮膚に紅斑と膨疹を伴っていることから、局所麻酔薬によるアナフィラキシーが疑われます。まず血圧、脈拍、SpO2などのバイタルサインを確認して重症度を評価し、アナフィラキシーと判断すればアドレナリンの筋肉内注射を行います。自然軽快を待つ、麻酔を追加する、検査法を変更するといった対応は致命的な遅れにつながります。