一般問題
医師国家試験 第120回 問170
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85歳の女性。左大腿骨頸部骨折で入院中である。2週間前に人工骨頭置換術が 施行された。病棟看護師から、容態が急変したと連絡があった。担当医らが直ちに 病棟に駆けつけて蘇生術を行ったが死亡した。ベッド脇にいた看護師が「点滴の側 管から誤って消毒薬を注入してしまった」と泣きながら説明した。左前腕部の点滴 刺入部から肘部にかけての皮膚に、紫色の血管網がみられた。 死亡確認後の対応で正しいのはどれか。
正解と解説
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正解 c
24時間以内に異状死の届出をする。
消毒薬の誤注入という診療行為に関連した予期しない死亡であり、医師法第21条にいう異状死体に該当するため、検案した医師は24時間以内に所轄警察署へ届け出る義務があります。病死と偽って説明することや心不全と記載した死亡診断書を発行することは虚偽記載にあたり、証拠となる点滴ルートを処分することや看護師に口止めすることは事実の隠蔽であり、いずれも許されません。あわせて医療事故調査制度に基づく院内での対応も検討されます。