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問372 / 400

医師国家試験 第120回 問372

一般問題

75歳の男性。健診の腹部超音波検査で異常所見を指摘され来院した。既往歴に、 高血圧と脂質異常症がある。身長167cm、体重78kg。体温36.0°C。脈拍70/分、 整。血圧134/80 mmHg。頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認め ない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しないが、上腹部に拍動性腫瘤を触知す る。両側足背動脈を良好に触知する。血液所見:赤血球468万、Hb13.9g/dL、 白血球8,300、血小板21万。血液生化学所見:尿素窒素20mg/dL、クレアチニン 1.2mg/dL。CRP0.2mg/dL。腹部造影CT(別冊No. 3)を別に示す。 以下は、研修医がこの疾患の治療方針について患者からの質問に応答している様 子である。 患 者:「手術が必要なのでしょうか。症状はないので迷います」 研修医:「1症状がなくても破裂する危険があります。動脈瘤の大きさから考えて 手術をお勧めします。手術は、人工血管置換術とステントグラフト内挿術 の2種類があります」 患 者:「人工血管置換術はどのような治療ですか」 研修医:「2大動脈を遮断して行う手術です。3高齢者や併存疾患の多い患者さん に推奨されます」 患 者:「ステントグラフトとは何でしょうか」 研修医:「ステントという金属の支持組織と人工血管をあわせた医療器具です。4 カテーテルを用いて動脈内に挿入します。日本では、5この治療のほうが 多く行われています」 下線部のうち、誤っているのはどれか。

問題の図
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