状況設定問題
助産師国家試験 第101回 問48
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A さん(32 歳、初産婦)。妊娠 35 週0日、破水と陣痛発来で来院した。羊水混濁や 胎児心拍の異常は認めず、来院後5時間で、経腟分娩となった。児は出生時、筋緊張 の低下を認め自発呼吸がなかった。体位を整えて口鼻腔内吸引を行い、身体の羊水を 拭き取った後、皮膚刺激を行った。約1分間皮膚刺激を行っても自発呼吸が認められ ず、心拍数は6秒間に4回であったため、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO 〉モニター を装着し、生後2分から room air で人工呼吸を開始した。約 30 秒間人工呼吸を行っ たところ、 泣を始め、心拍数 130/分、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO 〉80 % であっ た。人工呼吸を中止したところ努力呼吸は認めなかったため、生後 10 分まで観察を 継続した後に蘇生を終了し、病棟で呼吸状態を観察することとした。 児の出生体重は 2,350 g。病棟で保育器に収容し、room air で呼吸状態を観察し ていた。出生 30 分後のバイタルサインは、呼吸数 100/分、心拍数 150/分、経皮的 動脈血酸素飽和度〈SpO 〉98 % で、陥没呼吸および呻吟が認められた。胸部エック ス線写真(別冊No. 4)を別に示す。 次に行う治療で適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 3
経鼻的 CPAP 療法
後期早産児で出生後まもなく多呼吸、陥没呼吸、呻吟がみられるものの、room airでSpO2は98%と酸素化は保たれています。この経過は肺水の吸収遅延による新生児一過性多呼吸として矛盾せず、呼気終末陽圧をかけて肺胞の虚脱を防ぐ経鼻的CPAP療法が適切です。酸素化良好で重篤な呼吸窮迫症候群は考えにくくサーファクタント補充の適応ではなく、心拍数も保たれているため胸骨圧迫は不要です。