状況設定問題
看護師国家試験 第103回 問221
221 / 240
Aちゃん(生後 1 か月、男児)は、2 日前から嘔吐があり、昨日は噴水様嘔吐が 5 回 あったため外来を受診し入院した。Aちゃんは体重4,200 g、体温36.8°C、呼吸数36/ 分、心拍数 120/分である。眼球結膜に黄染を認めない。上腹部に腫瘤を触知する。A ちゃんの血液検査データは、赤血球540万/μl、Ht 45 %、白血球10,100/μl、血小板 58.6万/μl、アルブミン4.4 g/dl、Na 140 mEq/l、K 3.5 mEq/l、Cl 92 mEq/l、動脈血 pH 7.48であった。 超音波検査と上部消化管造影の結果、Aちゃんは肥厚性幽門狭窄症と診断された。 hypertrophic pyloric stenosis 硫酸アトロピンによる保存療法で効果がなければ手術の予定である。硫酸アトロピ ンの静脈内注射を開始後、Aちゃんの嘔吐が消失したため、授乳を再開した。 授乳の方法で適切なのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 2
授乳前後に排気する。
肥厚性幽門狭窄症では胃内容の通過が障害されており、嚥下した空気が胃内に貯留すると腹部膨満から嘔吐を誘発するため、授乳の前後に排気(げっぷ)をさせることが有効です。授乳は少量ずつ頻回とし、上体を起こして抱き、授乳後は右側臥位や上体挙上として胃からの排出を促します。自律授乳ではなく計画的な授乳量の調整が必要です。