状況設定問題
看護師国家試験 第104回 問227
227 / 240
A さん(30 歳、経産婦)は、妊娠 40 週 1 日で、妊娠経過は順調であった。本日、午 後 5 時に体重 3,900g の女児を正常分娩した。会陰縫合術を受け、分娩時出血量は 400mL であった。分娩後 2 時間のバイタルサインは、体温 37.1°C、脈拍 64/分、血 圧 124/70mmHg であった。排尿後の子宮底の位置は臍下 1 横指、収縮良好で帰室し た。Aさんは午後8時に夕食を全量摂取し、寝るまでに水を500mL飲んだ。 産褥 2 日の午前 10 時。A さんは「9 時に排尿したとき、3cm 大の血の塊がでま した。大丈夫でしょうか」と訴えた。このとき、体温 37.3°C、脈拍 60/分、血圧 120/64mmHg であった。子宮底の位置は臍高で軟らかく、後陣痛は増強している。 乳管口の開口数は左右3本ずつで初乳がみられ、乳房の発赤、硬結および熱感はな い。 Aさんの状態で最も疑われるのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 3
子宮復古不全subinvolution of the uterus
産褥2日で子宮底が臍高と高いままで軟らかく、凝血塊の排出と後陣痛の増強がみられることから子宮復古不全が最も疑われます。3,900gの児の分娩による子宮筋の過伸展が背景にあり、卵膜や胎盤の遺残、尿貯留も誘因となります。発熱は軽度で乳房に炎症所見はなく、産褥熱や乳腺炎は考えにくいです。