状況設定問題
看護師国家試験 第106回 問107
107 / 240
在胎 40 週2日、正常分娩で出生した男児。出生時体重 3,300 g、身長 48.5 cm。生 後1日の体重は 3,200 g。バイタルサインは腋窩温 37.2 °C、呼吸数 70/分、心拍数 130/分。出生後 24 時間までに、排尿が1回、排便が1回みられた。 生後2日、医師の診察で問題がないことが確認され、母児同室を開始した。身体 測定を行うため、児を新生児室に移送した。児は四肢を屈曲させた姿勢で、体重計 に乗せたとき両手を広げ、そのまま上肢を伸ばし抱きかかえるような動きをした。 腹部には境界の不明瞭な紅斑が散在し、腋窩と鼠径部にはクリーム状のものが付着 していた。 児の看護で適切なのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 4
腋窩と鼠径部のクリーム状の付着物は洗い落とさない。
腋窩や鼠径部に付着するクリーム状のものは胎脂で、皮膚の保護と保湿、感染防御の働きがあるため無理に洗い落とさず自然に吸収されるのを待ちます。四肢の屈曲位は新生児の生理的な姿勢で、落下刺激に対して両上肢を広げてから抱きつくような動きはモロー反射であり正常な原始反射です。境界不明瞭な紅斑は新生児中毒性紅斑と考えられ、数日で自然に消退するので消毒は不要です。