薬理
薬剤師国家試験 第101回 問257
257 / 345
73歳男性。入院中の患者。切除不能の胃がんに対して、S−1(テガフー ル・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤)/シスプラチン療法を開始し、その 後、退院して外来化学療法で治療を継続することとなった。 この化学療法の副作用を軽減する薬物に関する記述として誤っているのはどれ か。1つ選べ。
正解と解説
表示する
正解 2
タンニン酸アルブミンは、大腸のアウエルバッハ神経叢を刺激し、大腸のぜん動運動を促進する。
タンニン酸アルブミンは腸粘膜のタンパク質と結合して収斂作用を示し、腸管の蠕動運動をむしろ抑制することで止瀉効果を発揮する止瀉薬であり、「ぜん動運動を促進する」という記述は誤りである。5-HT3拮抗薬アザセトロンによる急性悪心の抑制、NK1拮抗薬アプレピタントによる遅発性悪心の抑制、D-マンニトールの浸透圧利尿によるシスプラチン腎障害予防、G-CSF製剤レノグラスチムによる好中球増加はいずれも正しい記述である。