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午前 第5問 / 70

司法書士試験 (多肢択一式) 2021年度 午前 第5問

民法

錯誤に関する次のアからオまでの記述のうち,誤っているものの組合せは,後記1か ら5までのうち,どれか。 ア AのBに対する意思表示が錯誤に基づくものであって,その錯誤が法律行為の目的 及び取引上の社会通念に照らして重要なものであり,かつ,Aの重大な過失によるも のであった場合には,Aは,BがAに錯誤があることを知り,又は重大な過失によっ て知らなかったときであっても,錯誤を理由としてその意思表示を取り消すことがで きない。 イ AのBに対する意思表示が,法律行為の基礎とした事情についてのその認識が真実 に反する錯誤によるものであり,それが法律行為の目的及び取引上の社会通念に照ら して重要なものである場合には,Aは,その事情が法律行為の基礎とされていること が表示されていたときでなければ,錯誤を理由としてその意思表示を取り消すことが できない。 ウ AのBに対する意思表示がされ,その意思表示によって生じた法律関係について, Bの包括承継人ではないCが新たに法律上の利害関係を有するに至った後に,その意 思表示がAの錯誤を理由に取り消された場合において,錯誤による意思表示であるこ とをCが過失により知らなかったときは,Aは,Cに対し,その取消しを対抗するこ とができる。 エ AのBに対する無償行為が錯誤を理由に取り消された場合には,その行為に基づく 債務の履行として給付を受けたBは,給付を受けた時にその行為が取り消すことがで きるものであることを知らなかったときは,その行為によって現に利益を受けている 限度において,返還の義務を負う。 オ AのBに対する意思表示を錯誤により取り消すことができる場合であっても,その 意思表示によって生じた契約上の地位をAから承継したCは,錯誤を理由としてその 意思表示を取り消すことができない。

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