医師国家試験 第109回 問182
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27歳の男性。強い咳嗽、発熱および呼吸困難を主訴に来院した。2か月前の初 夏から咳嗽が出現し次第に増強した。1週前から発熱とともに呼吸困難が出現し、 外来にて低酸素血症を認めたため入院となった。入院2日後には症状と低酸素血症 とが改善し3日後に退院したが、退院翌日に再び咳嗽、発熱および呼吸困難のため に救急外来を受診し、再入院となった。既往歴に特記すべきことはない。再入院時、 身長167cm、体重70kg。体温38.0°C。脈拍112/分。血圧110/68mmHg。呼吸 数24/分。SpO 88%(room air)。吸気時にfine cracklesを聴取する。血液所見: 赤血球510万、Hb14.9g/dL、Ht43%、白血球11,100(桿状核好中球6%、分葉 核好中球75%、好酸球3%、好塩基球1%、単球3%、リンパ球12%)、血小板 35万。CRP2.2mg/dL。再入院時の胸部エックス線写真で両側肺野に淡いスリガ ラス陰影を認める。再入院時の胸部CT(別冊No.9A)と再入院翌日に行った経気 管支肺生検組織のH-E染色標本(別冊No.9B)とを別に示す。気管支肺胞洗浄液所 見:細胞数4.2#106/mL(肺胞マクロファージ4%、リンパ球88%、好中球6%、 好酸球2%)。 治療法として適切なのはどれか。


正解と解説
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入院継続による生活環境からの隔離別 冊No. 9 A、B
初夏から発症し、入院により症状と低酸素血症が改善して帰宅後に再燃するという経過は、生活環境の抗原による過敏性肺炎(夏型過敏性肺炎)を強く示唆します。気管支肺胞洗浄液のリンパ球著増とスリガラス陰影も矛盾しません。治療の基本は原因抗原からの隔離であり、まず入院を継続して環境から離すことで診断的意義も得られます。