問188 / 500
医師国家試験 第109回 問188
一般問題
81歳の女性。右季肋部痛と嘔吐とを主訴に来院した。昨日18時ころ、食事中に 急に右季肋部から心窩部にかけての痛みが出現し、その後、痛みが増強し嘔吐を伴 うようになったため午前1時に受診した。高血圧症で降圧薬を内服している。意識 は清明。身長147cm、体重40kg。体温36.8°C。脈拍80/分、整。血圧178/90 mmHg。呼吸数14/分。SpO 98%(room air)。腹部は膨満し、腸雑音は消失。右 季肋部に圧痛を認め、呼吸性に移動する小児手拳大の腫瘤を触知する。筋性防御と 反跳痛とを認めない。血液所見:赤血球318万、Hb9.8g/dL、Ht32%、白血球 11,800(桿状核好中球52%、分葉核好中球30%、好酸球2%、好塩基球1%、単 球4%、リンパ球11%)。血液生化学所見:総蛋白6.6g/dL、アルブミン2.5g/dL、 総ビリルビン3.1mg/dL、直接ビリルビン2.3mg/dL、AST56IU/L、ALT48IU/L、 LD480IU/L(基準176〜353)、ALP454IU/L(基準115〜359)、c-GTP132IU/L (基準8〜50)、アミラーゼ115IU/L(基準37〜160)、尿素窒素20mg/dL、クレア チニン1.3mg/dL。CRP4.3mg/dL。腹部超音波検査と腹部単純CTとで胆囊の 腫大と胆囊壁肥厚とを認める。腹部造影CTの動脈相と後期相で胆囊壁の濃染を認 めない。緊急に腹腔鏡下胆囊摘出術が行われた。術中の写真(別冊No.14A)と摘出 胆囊の粘膜面の写真(別冊No.14B)とを別に示す。 最も考えられる疾患はどれか。
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