一般問題
医師国家試験 第109回 問199
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34歳の男性。糖尿病の精査目的に来院した。18歳時の健康診断で尿糖陽性を指 摘されたがそのままにしていた。視力低下のため昨日、眼科を受診し増殖前糖尿病 網膜症と診断され、紹介されて受診した。父親が糖尿病である。身長167cm、体 重86kg。脈拍88/分、整。血圧182/96mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。 腹部は平坦、軟で、血管雑音を聴取しない。下腿に軽度の浮腫を認める。尿所見: 蛋白1+、糖2+、潜血(-)、アルブミン排泄量350mg/gC(r 基準30未満)。血 液生化学所見:アルブミン3.9g/dL、クレアチニン1.2mg/dL、空腹時血糖 165mg/dL、HbA1c8.9%(基準4.6〜6.2)、HDLコレステロール35mg/dL、 LDLコレステロール145mg/dL、トリグリセリド230mg/dL、Na145mEq/L、 K4.3mEq/L、Cl109mEq/L。 食事療法とともに開始すべき内科的治療として適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 e
アンジオテンシン受容体拮抗薬
顕性アルブミン尿と腎機能低下を伴う糖尿病性腎症に高血圧を合併しており、腎症の進行抑制には厳格な血圧管理が最も重要です。アンジオテンシン受容体拮抗薬は輸出細動脈を拡張して糸球体内圧を下げ、降圧効果に加えて尿蛋白減少と腎症進行抑制が期待できるため第一選択となります。サイアザイド系利尿薬にはこうした腎保護作用は期待できません。