一般問題
医師国家試験 第109回 問201
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57歳の女性。両側顎下部の腫脹を主訴に来院した。1年前から右顎下部の硬い 腫脹に気付いていた。1か月前から左顎下部にも同様の硬い腫脹が出現したため、 精査を希望し受診した。既往歴に特記すべきことはない。身長160cm、体重52kg。 体温 36.2°C。脈拍 68/分、整。血圧 96/68mmHg。呼吸数 14/分。SpO 98% (room air)。血液所見:赤血球368万、Hb11.1g/dL、Ht33%、白血球5,700、 血小板21万。血液生化学所見:アルブミン3.9g/dL、IgG 2,160mg/dL(基準 960〜1,960)、IgG4 756mg/dL(基準4.8〜105)、AST20IU/L、ALT11IU/L、 尿素窒素15mg/dL、クレアチニン0.5mg/dL、血糖98mg/dL。免疫血清学所 見:CRP1.2mg/dL、抗核抗体陰性、抗SS-A抗体陰性。ガリウムシンチグラ フィで両側顎下腺、甲状腺および膵臓に取り込みを認める。頸部の写真(別冊 No.23)を別に示す。 確定診断に必要な検査はどれか。

正解と解説
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正解 b
顎下腺生検
両側顎下腺の無痛性硬性腫脹に加え、IgG4の著明高値と顎下腺・甲状腺・膵臓への集積を認めることからIgG4関連疾患が疑われます。確定診断には病変部の組織を採取し、IgG4陽性形質細胞の高度浸潤と花筵状線維化・閉塞性静脈炎を証明する必要があるため、顎下腺生検が必要です。抗SS-A抗体陰性でSjögren症候群は否定的です。