一般問題
医師国家試験 第109回 問200
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4歳の女児。「朝起きたときから、ぼーっとしている」と心配した母親に連れら れて来院した。前日は遠足で疲れて夕食を食べずに寝てしまった。今朝母親が何度 起こしても、うとうとして起きなかったため受診した。これまでも似たようなエピ ソードはあったが、食後に元気になったのでそのままにしていた。意識レベルは JCSI-3。身長100cm、体重14kg。体温36.1°C。脈拍124/分、整。血圧90/56 mmHg。呼吸数36/分。SpO 98%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。 腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、ケトン体 3+、潜血(-)。血液所見:赤血球420万、Hb12.5g/dL、Ht41%、白血球 11,000、血小板 35 万。血液生化学所見:総蛋白 7.5g/dL、AST26IU/L、 ALT14IU/L、尿素窒素15mg/dL、クレアチニン0.3mg/dL、血糖30mg/dL、 Na140mEq/L、K5.1mEq/L、Cl96mEq/L。 考えられる疾患はどれか。
正解と解説
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正解 e
ケトン性低血糖症
夕食を摂らずに就寝した翌朝に意識障害を呈し、血糖30mg/dLの低血糖と尿ケトン体強陽性を認めることから、小児のケトン性(ケトン血性)低血糖症が考えられます。幼児は肝グリコーゲン貯蔵が少なく糖新生の基質も不足しやすいため、飢餓や感染を契機に脂肪分解が亢進してケトーシスを伴う低血糖をきたします。糖原病では肝腫大を伴い、1型糖尿病では高血糖となる点が異なります。