一般問題
医師国家試験 第110回 問197
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23歳の男性。行動の異常を心配した家族に連れられて来院した。6か月前に大 学を卒業し就職した。3か月前から遅刻が目立つようになり、休みがちとなった。 1か月前からは、1日中自室に閉じこもるようになった。1週前から誰かと話して いるような独り言がみられ、さらに「誰かに見張られている」「数人が自分の悪口を 言い合っている」とおびえるようになった。夜間眠らず、部屋の中を動き回るよう になったため家族に連れられて受診した。意識は清明。神経学的所見に異常を認め ない。血液生化学所見に異常を認めない。 治療薬として適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 c
リスペリドン
就労後の引きこもりに続き、幻聴を示唆する独語、被注察感、話し声の幻聴といった陽性症状が1か月以上続いていることから統合失調症と考えられます。治療の中心はドパミンD2受容体遮断作用をもつ抗精神病薬で、選択肢のうちリスペリドンが該当します。バルプロ酸やカルバマゼピンは気分安定薬・抗てんかん薬、フルボキサミンはSSRIで第一選択にはなりません。