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Certia
一般問題

医師国家試験 第110回 問194

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75歳の女性。物忘れを主訴に夫に連れられて来院した。2年前から物忘れが目 立つようになり、何度も同じことを尋ねるようになった。買い物で同じ物を買って くることがあり、そのことを指摘しても適当にはぐらかすようになった。また料理 も簡単なものしか作らなくなり、心配した夫に連れられて受診した。大学卒業後、 市役所に勤務し、60歳で定年退職した。その後、地域の婦人会活動を活発に行っ ていたが、最近は外出することがほとんどない。既往歴に特記すべきことはない。 診察時、疎通性は比較的良好であるが、時間と場所の見当識障害がみられる。改訂 長谷川式簡易知能評価スケールは11点(30点満点)である。その他の神経学的所見 に異常を認めない。血液生化学所見に異常を認めない。頭部MRIで両側海馬の萎 縮を認める。 この患者に対する治療薬として適切なのはどれか。

正解と解説

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正解 c

アセチルコリンエステラーゼ阻害薬

緩徐に進行する記銘力障害と見当識障害、取り繕い反応、日常生活動作の低下があり、頭部MRIで両側海馬の萎縮を認めることからAlzheimer型認知症と考えられます。中核症状に対してはアセチルコリンエステラーゼ阻害薬が用いられ、シナプス間隙のアセチルコリン濃度を高めて認知機能の低下を緩やかにします。抗コリン薬は認知機能を悪化させるため避けます。

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