一般問題
医師国家試験 第111回 問181
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23歳の男性。めまい、右難聴および右耳鳴りを主訴に4日前から入院中である。 5日前に海外旅行から帰国した。4日前の起床時に右耳でパチンという音がした直 後から急に浮動感、右難聴および右耳鳴りが出現した。様子をみていたが軽快しな いため同日の午後に受診した。来院時、純音聴力検査で右軽度感音難聴を認めた。 頭位変換眼振検査で左向きの水平自発眼振を認めた。右外耳道を加圧すると右向き 水平眼振を認めた。即日入院となりベッド上安静で副腎皮質ステロイドと抗めまい 薬が投与されたが症状は改善せず、悪心と嘔吐とを伴うめまいは増悪している。本 日の純音聴力検査では聴力がさらに低下しており右高度感音難聴を認める。入院時 と本日(入院4日目)のオージオグラム(別冊No. 8)を別に示す。 診断はどれか。

正解と解説
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正解 c
外リンパ瘻
「パチン」という音を契機に急に難聴・耳鳴・めまいが出現し、外耳道の加圧で眼振が誘発される(瘻孔症状)こと、安静とステロイドでも聴力が進行性に悪化することから外リンパ瘻が考えられます。航空機搭乗などによる急な気圧変化が発症の誘因となります。突発性難聴では瘻孔症状はみられず、Ménière病は反復する発作性めまいと変動する難聴を特徴とします。