本文へスキップ
Certia
一般問題

医師国家試験 第111回 問189

189 / 500

27歳の女性。発熱と顔面の紅斑との精密検査のため4日前から入院中である。 3か月前から手指の関節痛を自覚していた。1か月前から顔面の紅斑と37°C台の 発熱も出現したため受診した。来院時、意識は清明。体温37.5°C。脈拍84/分、 整。血圧106/72mmHg。両側頰部に浮腫状の紅斑を認めた。心音と呼吸音とに異 常を認めなかった。両側の手関節と肘関節とに圧痛を認めた。尿所見:蛋白(−)、 潜血(−)。血液所見:赤血球405万、Hb11.1g/dL、Ht34%、白血球2,500(好中 球70%、好酸球1%、好塩基球1%、単球4%、リンパ球24%)、血小板15万、 PT-INR1.3(基準0.9〜1.1)、APTT38.9秒(基準対照32.2)。血液生化学所見: 尿素窒素12mg/dL、クレアチニン0.5mg/dL、Na140mEq/L、K4.0mEq/L、 Cl108mEq/L。免疫血清学所見:CRP0.3mg/dL、リウマトイド因子〈RF〉陰性、 抗核抗体1,280倍(基準20以下)、抗DNA抗体60IU/mL(基準7以下)、CH 2 U/mL(基準30〜40)、C3 32mg/dL(基準52〜112)、C4 3mg/dL(基準16〜51)。 本日から頭痛、めまい及び嘔吐が出現し、7%重炭酸ナトリウムを静脈投与さ れたが改善しない。意識は清明。水平眼振を認める。頭部CT(別冊No. 15A)と頭 部MRIのFLAIR像(別冊No. 15B、C)とを別に示す。脳脊髄液所見に異常を認 めない。 次に行う治療はどれか。

問題の図
問題の図

正解と解説

表示する
正解 e

ステロイドパルス療法別 冊No. 15 A、B、C

顔面の紅斑、関節痛、白血球減少、蛋白尿、抗核抗体と抗DNA抗体高値、補体低下から全身性エリテマトーデスと診断できます。そこに頭痛、めまい、嘔吐、眼振が加わり画像で脳の病変を認めることから、中枢神経ループス(NPSLE)と考えられます。治療は原疾患の活動性を抑えることが最優先であり、ステロイドパルス療法を行い、必要に応じて免疫抑制薬を併用します。

AI に聞く

AI のボタンを押すと、問題文と解答を入れたプロンプトをコピーしてから各サービスを開きます。入力欄に自動で入らない場合は貼り付けてください。